サポート校とは
サポート校にはいくつかのスタイルがあるが、基本的なこととして通信制高校卒業のためのサポートは必ずどこでも行う。それがサポート校がサポート校と称するゆえんといえる。
10数年前にはサポート校など1校もなく、不登校の生徒は通信制や定時制などの進路選択が主だったが、現在ではサポート校は大きいところから小さいところまで含めて首都圏でも200校以上はあるようである。 私は校数を数えたことがないので正確な数字はわからないが、どんどん新しくできているのが現状である。
多くのサポート校は塾産業から立ち上がってきており、大手から個人経営塾までその形態はさまざまである。 しかし、このように乱立状態のサポート校はこれから淘汰されていく時代に入るように思われる。サポート校は国に認められた学校ではないので立ち上げることは簡単かもしれないが、それだけに深い教育理念や指導上のノウハウなどが必要とされる。特に心の問題について深い知識が必要になるのは言うまでもない。
また、学習・生活環境も大事な要素である。 現在、サポート校は独自の教育機関として成長し、各中学校の先生方や高校の先生方にも認められ、世間にも浸透している教育機関となってきている。
サポート校の実際
通信制高校卒業のためのサポート
この通信制のサポートのみを行なっているところも存在するが、サポート校は独自のカリキュラムを組んでいるので、その質で判断するのが好ましい。
レポート指導
レポートの管理をすべてサポート校が行い、授業中にレポート指導をして発送までサポート校で行なう。わからないことは先生に質問して最後まで完成させることができるのでレポートの評価が高い。。
スクーリング
スクーリングはすべて通信制高校任せで土日に行なう。よって生徒から見れば休みが少ない。現在ゆとりの教育とはいうものの数週間に1回はゆとりなしになる。
しかし、平日にスクーリングを行なうところもかなり増えている。これらは同じ通信制高校と連携していてもサポート校によって違うということが起こりうる。平日に行なうことができるのは規模の大きいサポート校であり、小さいところは通信制高校のみに入学している生徒と一緒にスクーリングを行なう場合が多いため融通は利かない。
規模が大きければそのサポート校のためのスクーリング日程を組むことができるので平日になる場合がある。
試験対策
通常の授業をよく聞き学習すれば大丈夫というサポート校は一般教科の学習で通信制の授業を扱っていると思われる。試験対策の授業を別に行なっているところもあり、全く行なっていないようなところもある。試験重視ではないのでこれでも単位取得は可能かもしれない。
学校生活
朝は9:30ぐらいから始まるところが多く、やや遅めである。学校のスタイルで運営していればこの9:30は決まった時間であるが、そういったスタイルでなければ時間はあってないようなもの。
クラスがあり、担任がいて、みんな学校生活をしているところもあれば、クラスより個人、大学に近い雰囲気を持って行なっているところもある。
この学校生活についてはサポート校選びの要であるため、実際に見て確かめることをおすすめする。さまざまなスタイルがあるので自分に適した生活スタイルを探せる。。
一般教科の学習指導
中学校からの復習をまずはじめるというところが多い。
不登校の生徒や学業不振の生徒、LD、いろいろな生徒の面倒を見る。そういったカリキュラムを立てているところもある。通信制高校のレポートをメインに学習を進行しているタイプもある。
やはり復習をさせることは大事なことのように思うが、不登校の生徒には学校には行かないけれど塾、家庭教師に勉強を見てもらっていた生徒もいるので、全員学習面で遅れがあるとは言い切れない。できる生徒の対応も大事であり、学業不振の生徒の対応も大事である。。
個性を伸ばすカリキュラム
勉強だけでなく、さまざまな個性を伸ばすカリキュラムが編成されているところが多い。
コース制をとっている学校や、選択授業が充実している学校など様々。勉強だけでなく興味のあることを思いっきり学びたいという子供たちに対応。これらの授業に必要なのは施設である。
生徒指導
よく言われる生活指導については、行なっていないところは多いが、行なっているところもある。
学習環境面では生活指導を行なっているサポート校のほうがやはり落ち着いているように感じられるだろうが、生徒を信じて、そういった校則のようなものは必要ない(実際落ち着いている)というサポート校もある。
この項目はかなり重要であり、サポート校を大きく2つに分類するとこの2つに大別することができる。 進路指導については基本的には通信制高校経由でないとほとんど難しいが、規模の大きいサポート校では大学・短大・専門学校からの学校指定推薦の枠が与えられている場合がある 。
進路指導
ほとんどのサポート校で進路指導は行っている。大学・短大・専門学校から指定校推薦枠が与えられているサポート校もある。しかし、最近の高等教育機関は指定校推薦を乱発している風潮があるので、人気のある大学の指定校推薦枠をどれぐらい持っているかでみると良いだろう。
不登校生徒への対応
心のケアをどのような形で行なうかはサポート校によってさまざま。
通常の学校のように保健室の先生、学校カウンセリングの先生がいて、対応してくれる場合や、カウンセリングを行なう機関と提携、またはカウンセリングを行なう機関をグループ内に持っているなどという場合もある。
日々の対応は、担任の先生が行い、心のケアはカウンセリングの専門知識を持った先生が対応するという学校もある
先生
基本的に不登校の生徒の対応、学業不振の生徒の対応ができる先生がおり、その必要のない学校などもあるので全部ではない。
サポート校勤務では教員の免許状は必要ではないが、規模の大きいサポート校では教職を持っている先生が多い。 一芸を持った先生も多く存在する。特に個性を伸ばすカリキュラムでは、その道のプロが先生になるなど 。
学習・生活環境
独立の校舎で運営しているところやビルの1フロアや、1室などといった形態で運営しているところがある。学校らしさを求めるならば独立校舎であろうし、そういったことは関係ないというのであれば独立校舎でなくてもかまわないであろう。
しかし、規模の大きいところはほとんど独立校舎で運営しているのが現状。また、生徒指導のところでも触れたが、生徒の質によって雰囲気は変わってくる。校則があり、指導をしているところであれば落ち着いている雰囲気に見えるし、そうでなければ派手な感じに見える。
感じ方は人それぞれであるし、これが良い・悪いではない。これも自分で確かめる必要がある。教室の雰囲気、休み時間の様子など見せてもらえれば分かると思う
費用
費用は高いというイメージがある。通信制高校の学費なども含まれるのでそのイメージは強い。
制服着用の学校もあるので制服代は別途かかり、修学旅行や教材費等でまた別途かかるところもある。
あまり面倒を見ないスタイル、たとえばサポート校の週○日制などといったスタイルでは費用は安いかもしれない。規模の大きいサポート校ではほとんど費用に大差はない。
しかし、この費用についてどう感じるかは保護者の考え方にあるように思える。お金に余裕がある、ないではなく、子供の再出発への投資ということと、選んだ学校にそれだけ払う価値があるかどうかということである。
実際、高かったと思ったが選んだ学校で子供が生き生きと楽しく生活を送ることができたら、と考えると…。

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